ビックマッチに注目

今シーズンも大詰めのヨーロッパのサッカーシーン。
この週末は、ビックマッチが組まれています。

まずはプレミアリーグ。
マンチェスター・ユナイテッド対アーセナル。
オールド・トラフォードで行われるこの一戦に、アーセナルは今シーズンのすべてがかかる。

順調だった今シーズンもここまで来てみれば、ＣＬ敗退、さらに長い間守ってきたリーグ首位も陥落し今ではマンチェスター・Ｕから６ポイント差の３位。
既に残るタイトルはプレミア・リーグのみ。
それもこの一戦に負ければ事実上のゲームオーバーである。

アーセナルはフラミニをこのビックマッチで欠くことになっており、かなり厳しい状態だ。
このところの度重なる低調なゲームでチーム内もガタついており、ここでマンチェスター・Ｕに勝って今一度浮かび上がりたいところ。
そうでなくても、来シーズンに向け離脱者（移籍者）が続出しそうな感じなので、ここでチームの結束を今一度取り戻したいところ。

一方のマンチェスター・ＵはＣＬのローマ戦で主力を休ませての勝利という離れ業をやってのけた。
正直言って、ここまで強いとは・・・。
今のマンチェスター・Ｕはとにかくバランスが良い。
ビディッジが抜けたのは痛いが、ファーディナンドの方は問題なし。
長期離脱していたシルベストルも帰ってきた。
ディフェンス陣が形になっているのが強み。
攻撃陣は相変わらずの強力さ。
それに、相手によっていろんなパターンを作れる強みもある。
はっきり言って死角無し。
怖いのは取りこぼし。
前節のミドルスブラ戦のようなことが一番怖い。

この一戦、アーセナルが勝てば３チーム（アーセナル、チェルシー、マンチェスター・Ｕ）の三つ巴で最後まで行きそうだし、もしマンチェスター・Ｕが勝てば、第３６節のマンチェスター・Ｕ対チェルシー戦まですべてが持ち越される感じ。
さて、どうなることか。

 

今ひとつはセリエＡ。
こちらは、来シーズンへの生き残りをかけた戦い。

ユベントス対ＡＣミラン。

どちらもこの一戦は負けられない。
ユベントスは現在１試合消化数が少ないとはいえＣＬ出場権を争うＡＣミランとは６ポイントのリードしかない。
負ければ、射程圏内に入ってしまう。
負ければ４位のフィオレンティーナの追い抜かれてしまう可能性が大なので、ここはぜひとも勝っておきたい。
逆に勝てれば、一気に５位ＡＣミランとの差は９ポイントとなりＣＬ出場権をほぼ手中に出来る。

一方のＡＣミランはここを勝ってユベントスとの勝ち点差を３ポイント差にして射程圏内のしておきたいところ。
ＵＥＦＡカップではＡＣミランの身代を維持することも、ファンの心を満足させることも出来はしない。
さらにここまで冷え込んでいるファンの心に今一度炎を点すためにも、何が何でもこの試合には勝っておきたいところである。

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