残り２節 －Ｊ１－

今節の結果、優勝は可能性の面では６位の大分トリニータまであるが、現実的には一試合で逆転できる勝ち点３差の川崎フロンターレまでか。
しかも上位２チームがコンサドーレ札幌との試合を残しているので、フロンターレですら得失点差の関係で厳しい。
４位の浦和レッドダイヤモンズ以下は、上位３チームが２連戦２連敗の総崩れでもしなければ、優勝の目はない。

３位以上に与えられるＡＣＬ出場権は、首位で勝ち点５７の鹿島アントラーズがほぼ手中に。
あと二枚のチケットは２位名古屋グランパスから７位清水エスパルスまでに可能性があるが、勝ち点４９の清水は、３位フロンターレが勝ち点５４の為、２連勝してもフロンターレや浦和が１勝をあげ時点でアウト。
６位のFC東京、５位の大分は勝ち点５２、浦和は勝ち点５３の為、最終節までＡＣＬ出場権争いには参加できる。


さて、下の方はというと、１８位の札幌は降格が確定済み。
自動降格の１７位と、入れ替え戦の１６位がまだ未確定。

今節終了時で１７位となったジェフユナイテッド千葉は、今節横浜Fマリノスに３－０の完敗。
一時は５連勝で勝ち点を積み上げ的だがここ４試合勝ちから遠のいている。
残り２試合は、ホームで清水、アウェーでＦＣ東京。
勝ち点３５というのは、残り２節の対戦チーム、さらには頭上のチームを見るとかなり厳しい。
一方の横浜はこの勝利で勝ち点４２にまで伸ばして、自動降格からは脱出。
まだ、わずかに入れ替え戦の可能性もあるが、それもほぼ回避できそう。

次に、今節終了時点で勝ち点３７で並んでしまっている２チーム。
まずは得失点差で１６位の東京ヴェルディ。
こちらは今節、最下位が確定している札幌との試合で勝ち点３を取れずにドロー。
勝ち点を１しか上積みできず、入れ替え戦のポディションに居座ることに。
ただ、現状では攻撃の要であるディエゴが残り２節に出場できないため、現状打破は難しい。
残り２節の相手は横浜とフロンターレ。
札幌は久しぶりの勝ち点。

ヴェルディと同じく勝ち点３７となったジュビロ磐田は、柏レイソルと戦い３－３のドロー。
こちらは、試合をリードしながら守れず逆転を許し、後半ロスタイムで同点に追いつくという波乱万丈な試合に。
しかも、今節のイエローカードの所為で茶野が残り２節出場停止に。
泣きっ面に蜂。
残り２節の対戦相手は首位鹿島、そして最終節は大宮。
柏は、今節に勝ち点１で勝ち点４３に。
これにより、入れ替え戦の可能性すらほぼなくなった。

１４位のアルビレックス新潟と１３位大宮アルディージャの直接対決の結果は２－２のドロー。
両チームとも勝ち点を１ずつ上積みし、勝ち点３９に。
両チームとも２連敗さえしなければ、自動降格からは逃れられることになりそうだ。
問題の入れ替え戦は勝ち点３上積みできれば逃げ切れる可能性が大。
なんとしても、勝ちを拾いに行きたいところ。
新潟は残り２節が、ＦＣ東京（アウェー）、ガンバ大阪（ホーム）となっている。
勝ち点３はなかなか難しいが、なんとしてもいずれかで３を取ってしまいたい。
一方の大宮は、最終節に入れ替え戦回避を争う磐田との直接対決がある。
これに負けると入れ替え戦の可能性もありえる。
この試合、引き分けでも残留が確定する可能性があり、勝てば文句なく残留確定。
ただ、次節京都サンガＦ．Ｃ．戦で負けると入れ替え戦争いの泥沼どころか自動降格争いに参入してしまう可能性も。
最低でも、次節は引き分けておきたい。

とりあえず、自動降格からは逃げ出せていた今節終了時点勝ち点４０で１２位の京都サンガＦ．Ｃ．は名古屋に２－３と惜敗。
試合内容的には勝てていてもおかしくなかったし、勝ち点１は拾えていたところ。
かなりもったいない試合だった。
サンガとしては、入れ替え戦を回避するには勝ち点３が欲しいが、残り２節が大宮とのアウェー戦とホームでの清水戦。
実際問題、勝ち点３を積み上げるのは厳しいかもしれない。
現在累積警告出の出場停止にリーチが掛かっている柳沢や佐藤勇人、渡邉大剛や増嶋竜也へのイエローカードが怖いが、次節大宮戦に勝ってしまえば残留が確定する。
そうなれば、最終戦に出場停止になっても問題はない。

今節の勝利で勝ち点４２となった横浜以下が入れ替え戦の可能性があるが、実質的には勝ち点４０のサンガくらいまでが入れ替え戦争い、自動降格となると１５位の磐田以下の３チームでの争いとなりそう。

勝ち点３を上積みできれば、残留が確定するチームが何チームかあるので、そこはなんとしても残り２節で勝ち点３をとりたいところ。
千葉は２連勝が残留への必須条件。
かなりきびしい。

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