演劇公演情報
ファルスシアター 第15回公演
「ファニー☆マネー~FUNNY MONEY~」
(作:レイ・クーニー 訳:小田島恒志 演出:遠藤隆之介)
2010年12月23(木・祝)~26(日) シアターグリーン BASE THEATER
♪日程♪
23(木) 14:00&19:00 /24(金) 14:00&19:00
25(土) 14:00&19:00 /26(日) 15:00のみ
受付は開場の60分前より、開場は30分前よりとなります。
♪チケット情報♪
前売り:一般2500円/当 日:一般2800円
高校生以下:1000円(学生証提示)/リピーター:1000円(半券提示)
チケット・その他お問い合わせ
farce_theater@yahoo.co.jp
第33節:ミドルスブラvsマンチェスター・ユナイテッド [サッカー]
試合前から雨がぱらつく中、行われたこの試合は、実に多くのドラマを孕んでいた。
試合開始早々から、ゲームを支配したのはマンチェスター・ユナイテッド。
ヴィディッチを怪我で欠く以外は、ほぼベストメンバーでこの試合に望んできた。
前線にルーニー、クリスティアーノ・ロナウド、テベスの三人を並べ、トップ下にギグス。
ボランチにはキャリックとスコールズをいれ、両サイドバックにエブラとブラウン。
センター・バックにはリオ・ファーディナンドとジョン・オシェイ。
土曜日に行われたアーセナル対リバプールの試合がドローだったことから、明らかにここで確実に勝ってアーセナルを優勝争いから蹴落とし、ミッドウィークのチャンピオンズリーグに全力を注げる状態にしたいという、アレックス・ファーガソン監督の気持ちが見える布陣だ。
(なぜなら来週行われる第32節はアーセナル戦であり、出来れば数人は主力選手を休ませたいから。)
一方のボロ(ミドルスブラの愛称)、前節終了時点で降格ラインとなる18位のボルトンとは7ポイント差。
今節含めて6試合。
少しでも突き放して残留に近づいておきたいところ。
サウスゲート監督は今季好調のトゥンジャイではなく、昨年オランダ・リーグ得点王で今期フェーレンフェーンから推定25億円で獲得したアフォンソ・アウベスをスタメン投入。
圧倒的なユナイテッドのボール支配と圧力の中、カウンター一発でボロはアレックスを狙う。
先手を獲ったのは、やはりマンチェスター・ユナイテッド。
ギグスのコーナーキックをボロがクリア仕切れなかったところをキャリックが拾い、ゴールエリア内に切れ込んでからゴール前にグラウンダーで折り返し、それをクリスティアーノ・ロナウドがゴールに流し込んで先制。
わずか、前半10分。
明らかにボロとしては早すぎる失点。
ユナイテッド的には、気持ちが楽になる得点である。
しかし、何が災いするかわからない。
それ以降、明らかにユナイテッドが押し込むも最後の部分が雑になる。
各選手が“我”を出しすぎている感じだ。
次第次第に前掛かりになりすぎるユナイテッドに対し、ボロのカウンターが効果を示しはじめる。
そして、ついに前半35分。
一本のロングパスがアウベスにドンピシャ。
そのままディフェンスを躱してゴール。
まさかまさかの同点劇で前半を終える。
後半は開始早々からみぞれ混じりの雨に。
これが試合を混乱させる。
グラウンドがスリッピーになり、自慢のパス回しがうまくいかなくなり、リズムを崩しはじめるユナイテッド。
一方のボロは一発ロングボールからのカウンターなのでディフェンス以外は差程の問題はない。
そして10分。
ミドルスブラがユナイテッドゴール前に上げたロングパスの競り合いでこぼれたボールを、アウベスが拾ってそのままドリブルで持ち込んでファーにテクニカルに流し込む技ありシュートで逆転。
一気にヒートアップして怒号が起こるリバーサイド・スタジアム。
しかもユナイテッドとしては間の悪いことに、降雪が激しくなり、視界不良に。
ボールも日頃のボールからカラーボールに変えられるほど。
リズムが良くないユナイテッドは後半19分にテベスに代えてパク・チソンを、同22分にはオシェイに代えてハーグリーヴスを投入。
しかし、オシェイを代えたのは結果的に失敗。
直後にリオが脚を引きずりだし、結局負傷交替せざるを得ない状況に。
代わり、後半25分に入ったのは明らかに経験不足のジェラード・ピケ。
ただ、前線は活性化した。
ハーグリーヴスが入ったことで、スコールズとキャリックが1.5列目に。
さらに、大胆にもルーニーとパク・チソンを両サイドにおいて真ん中にロナウドというごり押し態勢に。
それが実を結んだのは後半29分。
パクの切り返しからのクロスをルーニーが決めて、同点。
その後は、強圧を掛けるユナイテッドをボロがしのぐ展開。
しかし、驚きはロスタイム、ラストプレーにあった。
ボロが大きくクリアしたボールが途中交替で入っていたトゥンジャイとアリアディエールの下へ。
そのまま、ユナイテッドゴールまで迫りシュート連発。
なんとかユナイテッドディフェンス陣が、身体を張って凌ぎ切ったところで、ゲームセット。
なんとも、最後まで手に汗握る試合であった。
感想としては、まさかここまで白熱した試合になるとは思わなかった。
ほんとにおもしろい試合でした。
ただ、心配なのはリオ・ファーディナンドの状態。
すでにCBはヴィディッチが今シーズン絶望。
ここでリオまでいなくなると、CBをやってる選手はブラウンくらいのものに。
ピケではチャンピオンズリーグのことを考えると、かなりキツイ。
さて、名将サー・アレックス・ファーガソンはどうするのか。
ローマ戦が気になるところだ。
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